腹水が抜けなくて困っていませんか?腹水は抜きすぎると栄養不足で急激に体力を奪われ非常に危険な状態になります。
利尿剤も効きにくくなり腹膜環流法(CART)も腹水の根本原因を改善はできません。当漢方薬舗は腹水の原因にアプローチする漢方栄養療法を提案致します。
腹水でも漢方で対策をして患者さん、ご家族に笑顔になってほしいと願う漢方薬舗です。
【腹水の漢方について】
【腹水の症状について】
腹水でご相談に来られる多くのお客様がこのようなお悩みをお持ちです。
・お腹を圧迫して苦しくなり食欲が出ない。水も飲めない、息苦しい。
・お腹がパンパンに張って起き上がったり、動くことがきつい。
・血流が悪くなり、足や身体が浮腫む。歩きにくい。
・水分過多で身体が冷え疲れやすい。倦怠感がでる。
・利尿剤では尿は出るが、お腹の張りが全く変わらない。
・腹水穿刺で水抜き。体に必要な栄養分まで出てしまう。
・食欲が無いのに飲み薬は多く、結果食べられず弱っていく。
・余命を宣告されている。
上記の腹水患者の悩みに、完全な治療法はなく、抜くか見守るのみという事しか出来ません。腹水の治療には根本的な治療法がないのです。
そのため転がり落ちるように悪くなっていき、最後には残念な結果になる可能性がとても高いため注意が必要です。自分や家族は大丈夫だと思わずに統計的にどうなのか?で判断する必要があります。
【腹水の原因について】
1)腹水のできる量が多い場合
腹水の溜まる量が多くなるのは、腹膜炎、癌細胞による腹膜播種、細菌感染などによる炎症などにより、腹膜がただれたりすることで腹水の量が異常に増えていきます。
このように腹水の量が増える原因は複数あり、元の原因や炎症を的確に判断しそれらに対して対応しなくてはいけません。
2)腹水の吸収力が弱い場合
腹水の血管内への吸収が弱く少なくなる原因で一番多いのは、血液の中の蛋白質が少ないことが原因です。
血液の中には「アルブミン」という肝臓で作られる蛋白質があり、血管の中に水分を保ったり、水分を血管の中に引き込む働きをしています。
アルブミンが少なくなると、一度血管の外に出た水分(腹水や浮腫みなど)を血管に引き戻す力が足りなくなり、腹水が少しずつ増えてきます。
そのため栄養を補給し、肝臓機能を向上させ、血液中のアルブミン、蛋白を増やす力を付ける必要があります。
3)水分の循環が妨げられている場合
胃腸から肝臓に栄養を送る門脈圧の上昇は、毛細血管圧の上昇につながり、肝臓の表面や血管などから水分が漏出し、お腹の中にたまって腹水となります。
水分の循環の仕組みのどこかで流れが妨げられると、腹膜に異常がなくても吸収できなくなります。結果、腹水が溜まるだけでなく、身体が浮腫み、身体が冷え、血行不全になります。
腹水を利尿剤を使って改善しようとしても、水分の循環が妨げられていては、腎臓に負担がかかるだけで腹水は改善しにくいです。そのため血液や水分の循環を改善する必要があります。
榎屋相談薬舗で腹水の漢方のご提案をさせて頂く場合は、上記3つの要素を血液検査結果及び、患者さんの状態、医師から処方されている薬の内容を元に腹水の排出に繋がるよう総合的に考え漢方薬をご提案しています。
【腹水時に注目すべき血液検査値】
【現在の腹水の治療法について】
腹水は原因となる疾患の治療がまず大前提となりますが、肝硬変や癌性腹膜炎による腹水は原因疾患のコントロールが困難で、利尿剤や、アルブミンの点滴、腹水穿刺などの対症療法が主となります。
腹水穿刺は、腹腔内へ管を入れ、溜まった水を直接抜く方法で即効性もあり効果も大きいのですが、原因が取り除かれない限り再び増加します。また腹水にはアルブミンなどの血漿蛋白が多く含まれるため、穿刺を何回もするとかえって血液中の蛋白が減少し、腹水を増悪させるリスクがあります。
その他にも病気の治療のためにご服用されているお薬が肝臓や各臓器に大きな負担やダメージを与えているケースもあります。腹水が溜まっても有効な方法は現代医療では厳しいと推測されます。
大量の腹水を溜めたままにしておくと胃が圧迫され、苦しく食事もとれないので体力と栄養状態が低下していき衰弱死の危険性が高くなります。しかし、苦しくならないように調節できれば腹水によって命が終わることはありません。
大量の腹水を持った身体と上手につき合うかということも大切なのです。その為に腹水ができない身体に腹水を抜けやすい身体にへ変えていくには漢方が適しています。
【腹水の漢方を考える時に】
血液検査の結果を見ることで、今後どのようにしたらいいか見えてきます。腹水の漢方治療で大切なことは「原因疾患を見据え対策すること」です。単純に腹水の水が抜ける利尿処方ではありません。身体の中から「改善する力」を引き出すのが腹水漢方処方の特徴です。
当店が腹水を改善するために気をつけている事。
1)原因の違いに気をつける。
腹水という点は同じでも、その原因となった疾患部位は、肝炎や肝硬変や肝臓癌、胆管癌、すい臓癌、胃癌など、原因で異なります。
2)併発している疾患から見られる症状との違いに気をつける
原因疾患ほか、癌性腹膜炎、腎不全、肝不全、腸管が狭くなっているなど、他の病状を併発している場合もあります。
それにより「寒気を感じる」、「発熱がある」、「嘔吐をする」、「おしょう水の出が悪い」「排便が無くなる」など、現れてくる症状が異なります。
3)患者さんの状態、体質を理解する。
虚弱体質、冷え症、高血圧、糖尿など、患者さんの体質は、各自によって異なります、腹水の貯留からみられるお辛い症状、患者様の状態、血液検査結果の値によっても変わります。
4)治療薬や血液検査結果などのデーターの把握
なぜ腹水になっていて、今後どのように対処していけば良いかがわかります。またどのようにしたら病院の薬と補い合い、腹水を減らすかを考えます。
そのためには血液検査結果や、現在の服用薬など、さまざまな患者さんの情報も必要です。
【腹水患者さんと弊社の相談員との話】
相談スタッフ 村上との3日後のエピソード
先日「私の母のことで相談したいんですが・・」と患者さまの息子さんよりお電話をいただきました。半分涙声の息子さん。お話を伺いすると病院での治療はもう何もしておらず、これからの治療計画もなく・・・という状態でした。
腹水があり動くことも食事をとることも難しく、苦しんでいるお母さんを何とか救ってあげたいとうことでした。お母様の体質・現在のご状態をお伺いし3種類の漢方をご提案させていただき、飲んで頂くことになりました。
腹水があるため胃の圧迫感があり、あまり水分も思うように摂れないという事だったので、少ない水分量で飲める方法をお伝えしました。3日後、息子さんよりお電話がありました。私は、もしかしたら「漢方を飲むことが辛い」と言われるのでは・・・
と思ったら、息子さんから「漢方を飲みだして、お腹の張りが楽になり食欲がでました。今、私の隣に座っておやつを食べております」ととても嬉しそうなお声でおっしゃられていました。私も嬉しくて嬉しくて、お電話口で思わず大喜びしていました。
人の生命力は本当に素晴らしく、たくましい物だと感じました。その方の『生きる力』を最大限に引き出せるお手伝いが出来たのではと痛感しました。『命を諦めない!!』その気持ちでお話をお伺いしております。
皆さまの力になれるのであれば幸いです。
ご相談はお電話・メールにて受け付けています。
【腹水になった時にどうするか まとめ】
いろいろ述べてきたように、腹水は現代医学の治療では腹水を出ないような体質にするということではなく。出てくる腹水の水分に対して、対処するということになってきます。
腹水患者さんのご本人にその回復力がある場合でしたら、良いでしょうが当漢方薬舗に相談される方は、その力がない場合が大半です。そのため私どもjは身体から水分を抜けやすくするという漢方薬ではなく、腹水患者さんが腹水がたまりにくくなる、もしくは腹水が自然に消えていくための体質完全のお手伝いをしています。
そのため、もし腹水でお悩みになられた場合は、私どもの独自の観点の和漢などを利用してみてください。
應病施薬 臨機応変
この言葉は弊社に代々伝わる言葉です。意味は「臨機応変に、病状に応じて薬を処方する」
榎屋相談薬舗では、お客様の体質や心に寄添い、お悩みに耳を傾け、病状に合わせて最適な漢方をご提案させていただいております。私達はこのようなことを考えて漢方薬等をご提案しています。
繰り返す腹水にお悩みの患者様、患者様ご家族の方は非常にお辛い想いをされているかと思います。弊社の漢方は腹水という重い症状であっても、飲みやすいエキス剤や粉薬、錠剤などで対処しています。
他漢方薬舗と違い2~4種類であり非常に飲みやすくシンプルにして腹水患者さんの負担を減らしています。そのため他の漢方薬舗と比較されて結構です。
私達の望むものは患者さんご家族の笑顔です。そのために結果を出せますようにしっかりサポートします。
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【監修者紹介】
榎屋相談薬舗株式会社 代表取締役
漢方薬剤師 中尾 典義
薬剤師免許取得。吉富製薬㈱東京研究所研究員として従事。その後、病院の薬剤師として臨床経験を積む。1995年家業(薬局)を継ぎ榎屋相談薬舗㈱ 設立。現在では元NPO日本抗老化医学会実践指導士、(社)日本漢方連盟 漢方委員、ミスユニバースジャパン鹿児島認定漢方講師など多方面で活躍。(漢方薬剤師:中尾典義Wikipedia)